Simple Plex Ultra-Sensitiveアッセイとは?バイオマーカー・サイトカイン測定の新手法
創薬研究から臨床研究に至るまで、Simple Plex Ultra-Sensitiveアッセイは、ELISAに代わる自動化ソリューションとして、バイオマーカー測定を簡素化し、低濃度タンパク質の高い再現性と信頼性を備えた測定を実現します。この技術により、血漿および血清中の内因性バイオマーカーを、煩雑な工程を追加することなく、確実に検出し、正確に定量できます。
- 超高感度 – 内因性レベルのバイオマーカーを高い信頼性で測定し、より早期の洞察と精度の高い意思決定を可能にします。
- 検量線を内蔵 – あらかじめ工場で作成された検量線を用いるため、作業時間を短縮しヒューマンエラーを低減。すべての測定で一貫性と再現性の高い結果を実現します。
- 主要サンプルタイプで検証済み – CSF、血清、血漿など一般的なサンプルで性能が確立されているため、サンプルとの相性や検証を気にすることなく、信頼性の高い結果が得られ、研究に集中できます。
- わずか2時間50分で結果取得 – 迅速に実用的なデータを取得でき、精度を損なうことなく研究のスピードと生産性を向上させます。
健常人由来血漿中の神経変性バイオマーカーを超低濃度でも高感度に検出。Simple Plex Ultra-Sensitiveアッセイを用いて、55歳以上の健常ドナー由来血漿中の神経変性バイオマーカーを定量しました。その結果、すべてのアッセイにおいて全サンプルで検出が可能であり、ほぼすべてのサンプルで定量可能であることが示されました。これにより、超低濃度領域におけるバイオマーカー解析や早期変化の検出においても、高い信頼性での評価が可能となります。
Simple Plex Ultra-Sensitiveアッセイ技術概要
仕組みと原理
- サンプルはマイクロフルイディクス回路内を流れ、あらかじめ設定されたタイミングで試薬と順次反応します。
- ガラスナノリアクター(GNR)内でサンドイッチイムノアッセイが行われます。
超高感度検出を実現する仕組み
- フェムトグラムレベルの感度を実現するよう、アッセイ条件およびマイクロフルイディクスプロトコールが最適化されています。
検量線の低濃度領域でもばらつきを抑え、低濃度アナライトを高い精度で定量できます。
これにより、創薬研究や臨床研究におけるバイオマーカーおよびサイトカインの超高感度解析に有用です。
Simple Plexアッセイ比較
| Simple Plex Discoveryアッセイ (初期研究向け) | Simple Plexアッセイ (検証済みキット) | Simple Plex Ultra-Sensitiveアッセイ (超高感度検出向け検証済みキット) | |
|---|---|---|---|
| 推奨用途 | 探索研究や初期評価向けの仕様(厳密な仕様要件を求めない用途) | 規制環境にも対応可能な高精度・高再現性の測定 | 健常人レベルの低濃度タンパク質の高感度・高精度な検出 |
| 感度 | sub pg/ml | sub pg/ml | fg/ml |
| 測定時間 | 75分 | 75分 | 155分 |
| 必要サンプル量 | ≤25 µL | ≤25 µL | ≤40 µL |
| 対応種 (2026年3月現在) | ヒト、マウス、ラット | ヒト、マウス、ラット、非ヒト霊長類 | ヒト |
| マルチプレックス | 最大8項目 | 最大8項目 | 最大4項目 (対応アナライトに依存) |
| 精度 | アッセイ内変動: ≤12% (2ロットで検証) | アッセイ内変動: ≤10% (3ロット以上で検証済み。製造工程全体で厳密に検証し、長期的な一貫性を担保) | アッセイ内変動: ≤10% (3ロット以上で検証済み。製造工程全体で厳密に検証し、長期的な一貫性を担保) |
| 直線性 | 75~125% (2ロットで検証) | 80~120% (3ロット以上で検証) | 70~130% (3ロット以上で検証) |
| 回収率 | 75~125% (2ロットで検証) | 80~120% (3ロット以上で検証) | 70~130% (3ロット以上で検証) |
| アッセイバリデーション | 組換えタンパク質で検証 | 組換えタンパク質および生体サンプルで検証 | 組換えタンパク質および生体サンプルで検証 |
関連資料
高感度な神経系バイオマーカー検出
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Simple Plexアッセイは、ELISAと比較して高い感度と再現性を持つ自動化イムノアッセイです。多数の研究で広く検証されており、低濃度タンパク質の検出において優れた感度と精度を実証しています。従来法と比べて感度は最大10倍、ダイナミックレンジは最大5桁まで拡張されます。さらに、完全自動化されたアッセイワークフローにより、3時間未満で結果を取得できます。
Ellaでバイオマーカー検出を革新
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EllaはSimple Plexアッセイをベースとした全自動イムノアッセイシステムで、ELISAに代わる高感度・高再現性の測定を実現します。アッセイワークフローを自動化し、手動操作を排除することで、正確で一貫性のあるデータを提供します。コンパクトな装置設計とハンズフリーのワークフローにより、高精度なデータ取得をシンプルに実現します。
神経炎症研究のためのイムノアッセイ
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神経炎症研究では、低濃度のサイトカインや神経系バイオマーカーを高感度に測定できるイムノアッセイが重要です。神経変性やさまざまな神経疾患に関する研究は急速に進展しています。治療選択肢の拡大や早期診断への関心の高まりに伴い、神経系バイオマーカーや炎症性サイトカインを評価する、より優れた非侵襲的手法が求められています。本ガイドでは、神経炎症研究に最適なアッセイをご紹介します。
関連製品
| Simple Plexアッセイ | カタログ番号 | Simple Plexアッセイ | カタログ番号 |
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| Simple Plex Ultra-Sensitive Phospho-Tau (T217) | SPCKB-PS-015536 | Simple Plex Ultra-Sensitive NFL | SPCKB-PS-015538 |
| Simple Plex Ultra-Sensitive Amyloid Beta (aa1-42) | SPCKB-PS-015537 | Simple Plex Ultra-Sensitive GFAP | SPCKB-PS-015539 |
| Ella System | 600-100 |
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