Simple Westernによるマルチプレックスアッセイ
Simple Western™ テクノロジーは、少量のサンプルから複数のターゲットタンパク質の発現データを得ることができます。 Simple Westernアッセイでは、従来のウェスタンブロッティングに比べ、少量のサンプル量(例えば3 µL)をより効率的に使用でき、複数のタンパク質ターゲット、アイソフォーム、サイズを同時分析できます。 以下の方法では、蛍光検出と化学発光検出の両方を使用し、タンパク質ノーマライゼーションを含めて1サンプルから最大限のデータポイントを取得、最小限の作業時間で定量結果を得ることができます。
Multi-channel Detection | RePlex: Automated Strip and Reprobe | Resample Up to Four Times | Multiplex with Total Protein Normalization
マルチチャンネル検出
Simple Westernでは、わずか1時間のハンズオン時間と3時間のランという短時間で、高品質な分子量データが得られます。 1本のキャピラリーで、高感度化学発光およびNIR/IR蛍光チャンネルでのマルチプレックス分析ができ、1サンプルあたり最大8ターゲットを検出できます。
化学発光検出
Jess、Abby、Leoは高感度の化学発光検出により、分子量が重複しないターゲットタンパク質の泳動位置に基づいたマルチプレックスなウェスタン分析ができます。
NIR/IR蛍光検出
JessはNIR/IR蛍光検出を備えているため、分子量が重複するターゲットタンパク質のマルチチャンネルな多重蛍光ウェスタン分析ができます。
RePlex: ストリッピングとリプロービングの自動化
Jess、Abby、LeoのRePlexモジュールを使用すると、同じキャピラリー内でイムノアッセイを2回行います。さらにマルチプレックスな測定で、1つのサンプル、1つのキャピラリーから豊富なタンパク質特性データを得ることができます。
- リン酸化ターゲットと総ターゲットアイソフォーム比の定量
- 同一キャピラリー内での総タンパク質検出によるノーマライズ
- 免疫プローブの選択での柔軟性を向上
- サンプルあたりのデータポイントの増加
- 消耗品にかかる時間とコストの削減
最大4回の再サンプリング
Simple Western Leoは、同じサンプルから自動で再サンプリングして複数回測定するため、実験効率が向上します。 別々のキャピラリーを使用して、1つのサンプルから異なるターゲットタンパク質の発現の有無や量を測定する実験ができます。 Simple Western 装置の中で最大のLeoは、25-100本のキャピラリーを使用し、1度のランで25-100サンプルを測定し、1サンプルあたり最大8タンパク質を検出できます。 各サンプルは4回まで別々のキャピラリーで再サンプリング、分析できます。 同じサンプルから複数の分析を行うため、サンプルの消費量を減らし、繰り返しサンプル調製を行う必要性を最小限に抑え、合理的かつ自動化されたプロセスにより様々なタンパク質ターゲットに対する正確で定量的なデータが得られます。
RePlexと化学発光検出
RePlexと化学発光検出を用いたTPNでは、RePlexで化学発光または蛍光イムノアッセイ後に抗体を除去し、続いて総タンパク質を化学発光検出します。
RePlexとNIR蛍光検出
RePlexとNIR蛍光検出によるTPNでは、RePlexで化学発光または蛍光イムノアッセイ後に抗体を除去し、続いて総タンパク質をNIR蛍光検出します。
タンパク質ノーマライゼーション(PN)チャンネル
タンパク質ノーマライゼーション (PN)チャンネルによるTPNは、化学発光またはNIRまたはIR蛍光検出のイムノアッセイによる標的タンパク質の検出と、独立した蛍光チャンネルを使った同一キャピラリー内での総タンパク質検出を行います。
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