Miloを用いたシングルセルタンパク質分析
シングルセルウェスタンブロットがついに登場
Miloは、従来のウェスタンブロット用抗体を用いて、1度の分析で約1,000個の単一細胞のタンパク質発現を測定できる、世界初のシングルセルウェスタンブロットプラットフォームです。細胞懸濁液をscWestチップに載せるだけで、Milo™が各単一細胞の溶解、SDS-PAGE分離、さらにUVでチップ上に固定する工程までを数分で自動で行います。さらに、scWestチップを従来のウェスタンブロット用抗体でプローブし、マイクロアレイスキャナーを用いて、さまざまなマルチプレックス手法により1細胞あたり約12種類のタンパク質を測定できます。チップは最大9か月間保存でき、後から分析することも可能です。
Miloで広がるシングルセルプロテオミクスの世界
Miloを用いたシングルセルウェスタンブロット分析で可能な、シングルセル研究の事例をご紹介します。
シングルセルレベルで細胞やタンパク質の多様性を分析
シングルセルレベルで細胞やタンパク質の多様性を分析
Miloの分析により、従来のウェスタンブロットでは見えなかったサンプル中の細胞やタンパク質の違いを、単一細胞レベルで明らかにできます。
Multiplexed Single Cell Heterogeneity Analysis of Single Red Blood Cells
Single Cell Heterogeneity Analysis of the Tumor Microenvironment
幹細胞プロテオミクスを追跡
幹細胞プロテオミクスを追跡
以下のアプリケーションノートでは、Miloによるシングルセルウェスタンブロット分析を用いて、単一幹細胞のプロテオミクスや、神経細胞サブタイプ・心筋細胞への分化を追跡・定量する方法をご紹介しています。:
シングルセルフローサイトメトリーより簡単
Miloは、シングルセルフローサイトメトリーなどの他のシングルセル解析技術よりも使いやすく設計されています。Miloを使えば、フローサイトメトリー用に検証されていない抗体で対象となるタンパク質や、細胞内のタンパク質も、従来のシングルセルフローサイトメトリーでは検出できなかったものを測定可能です。また、蛍光活性化セルソーティング(FACS)で細胞サブタイプや生細胞/死細胞を分取した後、Miloを使って各細胞の分析を行うことができます。
新しい細胞および遺伝子治療の開発
新しい細胞および遺伝子治療の開発
ウイルスベクターやその他の遺伝子デリバリシステムの機能的効力を明らかにし、遺伝子導入後の単一細胞におけるターゲットタンパク質の発現をモニタリングすることで、遺伝子編集の効率を評価できます。これにより、新しい細胞および遺伝子治療の開発に役立てることが可能です。
シングルセルシーケンスデータの検証
シングルセルシーケンスデータの検証
Miloの単一細胞プロテオミクスとシングルセルRNAシーケンスを組み合わせることで、単一細胞の複数の分子情報を同時に解析できます。Miloを使えば、タンパク質レベルで単一細胞RNAシーケンス解析の結果を検証できます。
シングルセルウェスタンブロットの成果を一流ジャーナルで発表
Miloは、従来のウェスタンブロットでは見えなかった新しい科学的発見を可能にします。このことは、シングルセルウェスタンブロットの論文が掲載されるジャーナルの格にも表れています。掲載論文の大多数(74%)は、Science、Cell、Nature Methods、Nature Communications、Cell Reportsなど、インパクトファクター7以上のトップジャーナルで発表されています。さらに、32%のシングルセルウェスタンブロットの論文はインパクトファクター21以上の最上位ジャーナルに掲載されています。
Customer Success Stories
要件と互換性
| サンプルタイプ | >10,000細胞懸濁液 |
|---|---|
| 細胞径 | 懸濁液中において7-25 µm |
| 対応細胞 | 哺乳類細胞;懸濁状態で球状、未固定 |
| 抗体の要件 | 標準の非標識一次抗体および蛍光標識二次抗体 |
| その他必要な機器 | 汎用蛍光マイクロアレイスキャナー(分解能5 µm以上対応) |
性能と規格
| 典型的な細胞濃度 | 1チップあたり1,000〜2,000細胞を捕捉・解析可能 |
|---|---|
| 分子量範囲 | 15-175 kDa |
| 分子量解像度 | 異なる波長チャンネルでは>10%、同一波長チャンネルでは>30% |
| ターゲットマルチプレックス | 蛍光色と分子量の違いを組み合わせることで、1細胞あたり最大4種類のタンパク質を同時に測定可能 ストリッピング&リプロービングで12タンパク質以上 |
| ワークフロー時間 | 4〜6時間 |
単一細胞ウェスタンブロットの用途・アプリケーション
Bio-Techne.comでの日本語ページをご覧ください