Maurice C.
ProteinSimple, part of Bio-Techne | Catalog # 090-002
同一性、純度および電荷の不均一性
Maurice C. は mAb、ADC、ワクチンの キャピラリー等電点電気泳動 (cIEF) アプリケーションを他社製品よりも短時間で測定を行います。1サンプルあたりわずか10分で、メソッド開発は1日で完了します。CV 値が1桁台で、HPLC を凌駕する分離度により、信頼性と再現性の高いデータを毎日取得できます。弊社の Compass for iCE、Waters 社の Empower または Thermo Fisher Scientific 社の Chromeleon ソフトウェアをご利用いただくと、21CFR Part11 に準拠したデータを取得できます。
同一性および電荷の不均一性
バイオ医薬品の同定、純度、電荷の不均一性データを迅速に提供する Maurice C. を用いて、キャピラリー電気泳動 (CE) ワークフローを効率化しましょう。この cIEF アプリケーションビデオでは、10分で信頼性の高いデータを取得する方法をご覧ください。
Maurice C. について
Maurice C. はどのように役立ちますか? | 引用論文/ユーザー様の声 | Maurice C. についての更なる情報
Maurice C. はどのように役立ちますか?
ターゲット分子は複雑な電荷プロファイルを持っており、解析が困難です
Maurice C. は電荷不均一性測定における定番法となっている弊社独自のイメージング キャピラリー等電点電気泳動(icIEF)技術を iCE3 より継承することで、電荷バリアントの高解像度な特性評価を実現しています。キャピラリー全体を検出することにより、従来の cIEF で必要となるフォーカシング後の移動ステップが不要となり、融合タンパク質や疎水性 ADC など、最も困難な分子の分離を可能としています。
現在の測定手法は再現性がなく、エラーが発生しやすい
Maurice C. はキャピラリーコンディショニングとクリーンアップを完全自動化した、開封後直ぐに使用可能な事前認定済みカートリッジ設計を採用しています。面倒なキャピラリー組み立てやメンテナンスは不要です。また、オンボード サンプルミキシング (OBM) 機能は使いやすさをさらに向上させ、他のシステムでよく見られるオペレーターの手作業によるばらつきを軽減します。
サンプルがたくさんあり、スケジュールがタイトです
Maurice C. は pI と電荷不均一性データを10分未満で提供します。高速分離、柔軟なワークフロー、そして高い再現性により、Maurice C. はラボにおける真の主力製品となっています。1日でメソッド開発を完了することも、100サンプルを一括分析することも可能です。さらに、プラットフォームメソッドを開発し、複数の分子に適用することも可能です。
サンプル量が限られており、また高濃度で凝集する傾向がある
Maurice C. の cIEF 用ネイティブ蛍光検出は、UV 吸収法に比べて3~5倍の感度を実現し、0.7 µg/ml という低濃度サンプルでも測定可能です。また、タンパク質は低濃度では凝集しにくいため、一部の分析法では尿素の使用を減らしたり、完全に除去することも可能です。ベースラインもよりフラットになり、そして両性電解質の干渉に対する感受性も低下しているため、pI 勾配の最適化においてより幅広い選択肢が得られます。
GMPラボで働いており、データの完全性はコンプライアンス要件の鍵となります
Maurice C. におけるデータ取得、管理、および分析に使用いただくソフトウェア パッケージである Compass for iCE には、21 CFR 準拠に必要なすべてのツールが備わっており、規制された環境で Maurice C. を使用してバイオ医薬品を分析する際、問題が発生することはありません。また、Waters 社の Empower、Thermo Fisher Scientific 社の Chromeleon ソフトウェアを用いてデータ取得、管理、および分析を行うこともできます。
引用論文 / ユーザー様の声
Maurice C. が関連する引用論文
イメージング キャピラリー電気泳動 (iCE) プラットフォームに関する全ての引用論文を見る
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イメージングキャピラリー電気泳動(iCE)に関するユーザー様の声
「分画分取機能の追加は、特に最先端の質量分析技術と組み合わせることで、ピーク同定のためのワークフローを簡素化するのに非常に役立ちます。さらに、Bio-Techne社のグループ部門との協業はこれまでのところ非常に満足のいくものであり、設置のトレーニングだけでなく、最初の業務から全体を通してサポートしてくれました。」
Streamlining Charge Variant Analysis with MauriceFlex
Dr. Sara Carillo, Bioanalytical Research Lead, NIBRT
「分取クロマトグラフィーをMauriceFlexに置き換えることで、分画収集プロセスがより効率的になりました。」
The MauriceFlex™ System in Action: Accelerating Protein Charge Variant Characterization
Amreen Jonas, Principal Associate Scientist, Mersana Therapeutics
「私たちが (Maurice システム) 生成したデータは、正確で信頼性の高い機器である Maurice システムのおかげで、優れた品質を示していると思います。」
Automated Capillary Electrophoresis: A Technological Renaissance at the Heart of Biopharmaceuticals
Professor Hermann Wätzig, Technical University of Braunschweig in Germany
「短い分析時間と容易なサンプル調製により、1~2日で分析方法の開発が可能になりました。icIEF 測定器の汎用性により、従来の ID および電荷不均一性アッセイに代わる迅速な方法を、お客様に提供することが可能になります。」
Joan Kicks Her Method Development into High Gear with iCE3
Joan Garrison, QC Method Transfer Scientist, Cook Pharmica
| 特徴 | cIEF 測定仕様 |
|---|---|
| 最少サンプル量 | 50 µL |
| カートリッジへのサンプル供給方法 | 吸引 |
| 一般的な分離時間 | 6–10 分 (分子依存) |
| 検出方法 | 紫外線 (UV) 吸光 280 nm ネイティブ蛍光: Ex 280 nm、Em 320– 450 nm |
| 一般的な測定時の電圧 | プレフォーカス: 1500 V、フォーカシング: 3000 V |
| カートリッジあたりのサンプルインジェクション数 | 保証 100 インジェクション、最大 200 インジェクション (Maurice cIEF Cartridge) もしくは 400 インジェクション (Maurice icIEF 400 Cartridge) |
| バッチあたりの最大インジェクション数 | 100 |
| pl の範囲 | 2.85-10.45 |
| pl の CV | 1% |
| 検出ピーク面積比率が>10%を占めるピークの CV | ≤5% (バッチ内)、≤6% (バッチ間) |
| pl の分離度 | 0.05 pI 単位 (ワイドレンジの pI 3–10 の両性電解質) |
| ダイナミックレンジ | 2 logs |
| 直線性 | >0.995 |
| 検出感度 (LOD) | 0.7 µg/mL (自家蛍光) 3.0 µg / mL (吸光) (モノクローナル抗体に基づく値) |
| サンプルトレイ | 96穴プレート もしくは V底バイアル48本 対応トレイ |
| 寸法 | 高さ 440 mm x 幅 420 mm x 奥行 610 mm |
| 重量 | 46 kg |
Maurice C. についての製品資料
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