Simple Westernサイズベースアッセイのデータ
サイズベースアッセイデータの表示
Simple Western のサイズベースアッセイのデータは、Compass for Simple Western™で自動的に解析され、ランの完了と同時に結果が得られます。Compassでは、データの表示方法として以下の2つのオプションが用意されています:
グラフビューキャピラリー電気泳動に慣れている方は、エレクトロフェログラムのグラフビューで結果を表示できます。このCartesian幾何学形式のイムノアッセイデータの表現では、シグナル強度から定量情報が得られ、これはピークの曲線下面積(AUC)から算出されます。 | レーンビュー従来のウエスタンブロット解析に類似した仮想ブロット画像として、レーン単位でサンプルデータを表示でき、従来法と比べて高品質です。このビューでは、自由にレーンを並び替えでき、レーンを手動で切り貼りしたり、隣接させるために再測定を行う必要はありません。 |
高い再現性のタンパク質定量
各免疫検出タンパク質のシグナル強度、面積、%面積、ピーク幅、S/N 比、ベースライン値といった定量結果は、results表に自動表示され、必要に応じてエクスポートしてさらに解析できます。
Simple Westernシステムは、絶対定量でも相対定量でも、また高濃度および低濃度のタンパク質を同時に定量したい場合でも、必要な検出と定量を可能にします。Jess、Abby、Peggy Sue、Sally Sueによるアッセイはすべて全自動化され、ノーマライゼーションも容易なため、結果の再現性が飛躍的に向上します。ブロッティング工程が不要なため、タンパク質転写によるばらつきがなくなり、定量精度も大きく向上します。
線形ダイナミックレンジ
Simple Westernは、約3桁の線形ダイナミックレンジにより、従来のウエスタンブロットと比べてより広い濃度範囲でのタンパク質検出と、より高精度な定量が可能です。
タンパク質の分子量分離範囲
Simple Westernアッセイは、2 kDaから 440 kDaまでのタンパク質分子量幅に対応する試薬キットを提供し、小さなポリペプチドからジストロフィンのような大型タンパク質まで、さまざまなサイズのタンパク質を検出できます。右のSimple Westernアッセイ画像データでは、12~230 kDaのSeparation Module(左)および 66~440 kDa のSeparation Module(右)を用いて測定しました。
Additional Resources
Customer Success Stories
Bio-Techne.comでの日本語ページをご覧ください