ウェスタンブロットのストリッピングとリプローブを、JessとAbbyの全自動RePlexアッセイで
同一キャピラリーでイムノアッセイを2回実施
Jess™とAbby™の新機能RePlex™では、Simple Western™イムノアッセイを同じキャピラリー内で2回行い、たった1つのサンプルから豊富なタンパク質特性データを得ることができます! 動画でJessでのRePlexの動作をご覧ください。
- リン酸化ターゲットと総ターゲットアイソフォーム比の定量
- 同一キャピラリー内での総タンパク質検出によるノーマライズ
- 免疫プローブの選択での柔軟性を向上
- サンプルあたりのデータポイントの増加
- 消耗品にかかる時間とコストの削減
RePlex - ウェスタンブロットのストリップとリプローブの代替法
RePlexは2ステップのイムノアッセイです。1回目のプローブ(プローブ1)から抗体を除去後、新しい抗体(プローブ2)で2回目のプロービングを行います。プローブ1とプローブ2の間で、シグナル強度と再現性が損なわれることはありません。Simple WesternのRePlex機能により、ウェスタンブロットのストリッピングやリプロービングが必要なくなります!
免疫プロービングサイクル間で高い再現性
Compass for Simple Western™のレーン表示では、RePlexの各プロービングサイクル間で、AKT1とAKT2について同等のバンド強度とピーク面積を示しました。
RePlexのプロービング順を選択
RePlexアッセイのプローブ1またはプローブ2で検出したMCF7ライセート中のAKT1とAKT2は、各タンパク質が免疫検出された順番に関係なく優れた再現性を示し、RePlexの両プロービングサイクルで同等のシグナル強度を示しました。 RePlexアッセイで抗体を除去しても、タンパク質の完全性とリプロービング力は維持されます。
プロービングサイクル間の効率的な抗体の除去
サンプルはキャピラリー内壁に共有結合しているため、RePlexではサイクル間で抗体を完全かつ再現性よく除去し、シグナル強度を維持します。 Compass for Simple Westernのレーン表示を見ると、JurkatおよびMCF7細胞株における複数のターゲットタンパク質について、Probe 1ではイムノアッセイシグナルが得られ、Probe 2の残存シグナルがほぼないことが確認できます。
同一キャピラリー内でのイムノアッセイと総タンパク質検出
RePlexの2サイクル目は総タンパク質検出専用にできるため、データをノーマライズできます。 JessとAbbyでは、RePlexのすべてのステップは自動で行われ、一つのサンプルからより多くのデータを得ることができ、試薬と消耗品のコストを削減します。
全自動の総タンパク質ノーマライゼーション
図は、未処理のMCF7ライセートとh-IGF1で活性化したMCF7ライセートにおけるAKTリン酸化を示しました。 (A-B) Probe 1ではリン酸化AKTおよびpan AKTがそれぞれ化学発光および近赤外蛍光により検出され、Probe 2では総タンパク質のシグナルが検出されました。 (C) Compass for Simple WesternのPeak Tableでは、リン酸化およびpan AKTシグナルを総タンパク質シグナルに対してノーマライゼーションし、ターゲットタンパク質の発現を定量しました。
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